ハリーポッターシリーズが大好きで、ぜひとも原作にチャレンジしたいとお考えの方も少なくないと思います。私は、シリーズの最新刊である『Harry Potter and the Cursed Child』を洋書でなんとか読破することができました。英語学習中のつたない能力で問題なく読めたのか、内容は把握できたのかなど、読んでみての手ごたえをお伝えしていきます。
- 『Harry Potter and the Cursed Child』の概要
- 『Harry Potter and the Cursed Child』の難易度は?
- 『Harry Potter and the Cursed Child』 の感想
- 『Harry Potter and the Cursed Child』 をこんな人におすすめしたい
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『Harry Potter and the Cursed Child』の概要
タイトル:Harry Potter and the Cursed Child - Parts One and Two
著者:J. K. Rowling, Jack Thorne, John Tiffany
出版社:Little, Brown
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『Harry Potter and the Cursed Child』の難易度は?
ハリーポッターシリーズなのだから、きっと簡単には読めないぞ、と不安を抱えながら思い切って本に手を出してみたのですが、びっくりするくらいすんなり内容を把握することができました。
この本を読んだのは2年前で、当時のTOEICの結果は530点です(しかもリーディングが特に低い)。自分でも大きな問題なく読めたのは驚きでしたが、読み通すことができた原因をいくつか挙げてみます。
読めた原因1 ハリーポッターの世界を既に把握しているから
この本は、ハリーの息子のアルバスと、ドラコの息子のスコーピウスが中心にストーリーが進んで行きます。その中で、ハリーを始めにロンやハーマイオニー、ドラコやジニーなど、今まで慣れ親しんだキャラクターが何度も登場し、それぞれが「らしさ」をふんだんに表現してくれるので、読んでいてとても楽しくなります。
また、過去の7話のさまざまな場面が、ストーリー中に登場します。見覚えのある風景、見覚えのある人々の様子が違った視点から楽しめるので、内容に引き込まれて、英語で読んでいるという違和感をほとんど感じないまま、ハリーポッターの世界に没頭できました。
読めた原因2 舞台劇の脚本なのでセリフ中心
この本は舞台劇用に書かれたもので、実際に2016年にロンドンで上演されています。そのため、内容が、セリフとト書きで進んでいくので、文章自体がシンプルでとても読みやすいです。
『Harry Potter and the Cursed Child』 の感想
読み通していちばんに感じたことは、「私の力でもハリーポッターを英語で読めた!」という嬉しさでした。松岡佑子さんの翻訳した日本語版はまだ読んでいないので、解釈が確実かどうかは定かでないのですが、父親のあるべき姿を模索している不器用なハリーと思春期のアルバスとの親子の絆が深まっていく様子にウルっとすることもできたし、内容をある程度は理解できたかなあと思います(?)「絵本でない洋書を読み通したい」という小さな目標を、大好きなハリーポッターで達成できたことがまた嬉しかったです。
また細かい点ですが、タイムターナーを使ってアルバスたちが何回も過去に戻ることで、いろいろな「もしも」の世界をのぞき見できたのが興味深かったです。ロンとハーマイオニーが結婚していない世界や、セドリックの生き残れた世界など、様々な場面をアルバスやスコーピウスの目を通してみることができて、楽しかったです。
『Harry Potter and the Cursed Child』 をこんな人におすすめしたい
- ハリーポッターシリーズを(もちろん日本語でOK!)読み通している人
最後に、この本は、ぜひともハリーポッターシリーズを全巻読んでいる方にチャレンジしてもらいたいです。ハリーポッターシリーズの知識と愛情さえあれば、きっと問題なく読みこなせると思います。
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