今回は、タイトルに釣られて選んだ『Absolutely Normal Chaos』 についてまとめてみます。強引に日本語に訳すと『めっちゃ普通のカオス』って感じでしょうか?よく意味が分かりません(笑)
この本は、アメリカ人の児童文学作家であるSharon Creech(シャロン・クリ-チ)によって書かれました。彼女の作品は、『めぐりめぐる月(Walk Two Moons)』など、何冊か日本語に翻訳されています。
- 『Absolutely Normal Chaos』の概要
- 『Absolutely Normal Chaos』の難易度
- 『Absolutely Normal Chaos』の感想
- 『Absolutely Normal Chaos』はこんな人におすすめ
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『Absolutely Normal Chaos』の概要
タイトル:Absolutely Normal Chaos
著者:Sharon Creech
出版社: HarperCollins
対象年齢:9歳以上
『Absolutely Normal Chaos』の難易度
この本は、『There's a Boy in the Girls Bathroom』よりは少々文章が分かりにくいと感じましたが、TOEIC600点台でも十分理解できました。そして、とても楽しく読むことができました。
内容は、主人公のメリー・ロウが書いた夏休みの日記です。日付とともに、その日の出来事が順番に記述されています。日付ごとにとても細かく区切られているので、少しずつ読むのにも便利だと思います。また、少女のリアルな感情が存分にぶちまけてあって、見ていて思わずニヤニヤしてしまいます。
『Absolutely Normal Chaos』の感想
主人公、メリー・ロウは13歳です。5人兄弟の2番目で、父と母含め7人暮らし。狭い家で暮らしていますが、夏休み中、いとこのカール・レイ(17歳男子)がメリー・ロウの家に居候することになります。そうでなくとも狭い家にさらに一人加わって、メリー・ロウは不満でいっぱいです。
序盤の日記は、主人公の家族や友人への愚痴・不満・嫉妬などにあふれています。なかなかリアルで面白いです。友人に彼氏ができて嫉妬に狂ったり、自分にも恋人ができて天に舞い上がったり。メリー・ロウの正直な言葉がかわいらしく感じます。
そうこうするうちに、後半ではカール・レイの秘密が徐々に姿を現します。急展開に引き込まれて、後半はかなりのスピードで読破しました。
『Absolutely Normal Chaos』はこんな人におすすめ
- 人の日記をのぞき込むのが好きな方(笑)
- 愚痴を楽しんで読める方(笑)
- 思春期の生き生きした感情を楽しみたい方
この本の全般は、不機嫌な主人公の愚痴がつらつらと記されていますので、人によってはそれが不快に感じられるかもしれません。生々しくて、私はとても好きだったのですが、好みが別れる部分だとも思います。もし自分に合いそうだなと思った場合には、ぜひ試してみてください。
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