アメリカに渡って来て間もないころ、本屋で見かけて「これなら読めそう!」と購入した、A to Z Mysteriesシリーズの第1巻、『 the Absent Author』を、先日やっと読み終えました。日本では英語の多読用図書として人気のあるこの本について、難易度や感想などをまとめていきます。
- 『A to Z Mysteries the Absent Author』の概要
- 『A to Z Mysteries the Absent Author』の難易度
- 『A to Z Mysteries the Absent Author』の感想
- 『A to Z Mysteries the Absent Author』はどんな人におすすめ?
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『A to Z Mysteries the Absent Author』の概要
タイトル:A to Z Mysteries the Absent Author
著者:Ron Roy
出版社:Random House
対象年齢:6~9歳
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『A to Z Mysteries the Absent Author』の難易度
結論から言えば、この本は簡単です。TOEIC600点台の私は、分からない単語を一切調べずに読み進め、1時間半程度で94ページをらくらく読み切ることができました。謎解きものですが、内容もしっかり理解することができました。中学高校の英語の授業では見かけない単語も割とたくさん出てくるのですが、文の構造自体はシンプルです。
実はこの本、「洋書を読みたい!」という気持ちで購入してから、最初パラパラ読んだまま3年以上放置していました。当時はなぜ読み通せなかったか、考察していきます。
読めなかった原因1 英文を読み慣れていなかった
アメリカに渡って来たばかりのころは、英語を読むことに全く慣れがありませんでした。子どもの学校からのお知らせメールを読むのも苦痛でたまりませんでした。面白そうな本なら読めるかと思いきや、絵本よりはずっと文字が詰まっていて、そう簡単には読めませんでした。
読めなかった原因2 内容に引き込まれなかった
こっちがいちばん大きな原因ではないかと思うのですが、内容がいまひとつ好みでなかったのです。「先が気になって、ついつい夢中になって読んでしまう」という現象が、この本では起こりませんでした。その後『Harry Potter and the Cursed Child』を読んだ時には、この本より難解な英語であるにもかかわらず、内容に強く惹きつけられて最後まで読み通せたのですが・・・。
洋書を読み通すためには、読みやすさも大事ですが、それと同時に「面白い」と感じるものを選ぶことがいちばんの近道なのかな、と感じています。
『A to Z Mysteries the Absent Author』の感想
主人公のディンクは、大好きな小説家のサイン会に行きますが、時間を過ぎても小説家は会場に現れません。「もしかして作家は誘拐されたのかも!」と思い立ち、友人たちと一緒に捜査を始めます。
読みやすい簡単な英語だけで、しっかりと謎解きのストーリーが構成されています。話の筋がシンプルで、理解しやすかったです。ただ、私にとってはあまり面白いとは思えませんでした。ストーリーの理不尽さも、ちょっと心に引っかかっています。
『A to Z Mysteries the Absent Author』はどんな人におすすめ?
- 絵本よりは長くて難易度の低い洋書にチャレンジしたい方
- 子ども向けミステリーが好きな方
絵本では短すぎて読みごたえがないと感じる場合には、挑戦してみるとよい長さの本だと思います。この『A to Z Mysteries 』シリーズは、多読用の本として、アマゾンなどで高く評価されています。子ども向けのミステリーに興味をお持ちの方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。
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