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【読書記録】顔に障害のある少年と周囲の人の成長物語『Wonder』

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R.J.Palacioさんの「Wonder」を読みました。

「Wonder」はとても有名なアメリカの児童書で、本屋に行くたびに目につくところに置かれており、わたしが長いこと気になっていた本でした。

世界中で読まれる大人気作の「Wonder」について、感想や難易度などまとめてみます。

 『Wonder』の概要

タイトル:WONDER

筆者:R.J. Palacio

出版社:Knopf Books for Young Readers; 1st edition (February 14, 2012)

 

 日本語に翻訳されたものも出版されてます!

出版社:ほるぷ出版

ワンダー Wonder

『Wonder』の難易度

 わたしが今まで読んできた洋書に比べて、かなり簡単で読みやすい本でした。

「HOLES」や「Walk Two Moons」よりかなり簡単に感じました。

「There's a Boy in the Girls Bathroom」と同じくらい読みやすいと、わたしは思います。

300ページを超える長編なので時間はかかりますが、内容に引き込まれてどんどん読み進められます。

『Wonder』の感想

主人公のAuggieは、先天性の病気で顔が普通でありません。他の子が見てギョッとするような形をしています。

自分の顔を気にする彼は学校へ行かず、 ホームスクーリングで学習を続けています。

しかし5年生になるとき、彼は入学することを決意。新しい学校で彼は、様々な経験をすることになるのでした。

 

Auggieの成長に感動しました。

なんて簡単に言ってしまうと、軽すぎてしっくりこないような気がします。

学校へ行きはじめる時の苦悩、少しずつ心を通わせられる友人ができていく喜び、裏切りに合ってしまった悲しみなど、Auggieの心の動きが手に取るように伝わってきて、感情移入しっぱなしでした。

それと面白かったのは、物語がAuggie目線だけでなく、Auggieの周りの人たち(姉、友人等)目線でつづられた章があることです。例えばお姉さんは、Auggieに親の手が取られるのは仕方がないと受け入れいい子にしているけれど、本当はいっぱい我慢もしているし、自分の方をもっと見てほしいとも思っています。こんな感じで、Auggieの周囲の人たちが抱える葛藤や思いも鮮やかに描かれていて、それぞれの目線の想いが伝わってきました。

この本の最後あたり、Auggieが学校のみんなと一緒に写真を撮り合う場面で、わたしはこの一文に心打たれました。

「I wasn't even thinking about my face.」

自分の顔のことを忘れて状況に溶け込めるようになった姿に、感動したのでした。

それと面白いなあと思ったのは、登場人物のJustinの章です。表記がすべて小文字のみ。文のはじめも、人名も一切大文字を使っていません。なぜこんな表記をするのだろうと、かなり驚きました。

Justinの章を小文字で統一した理由は、作者によってリンク先に明かされています。

http://holp.jp/wonder/q_and_a/index.html

キャラ設定として、文章の表記方法をいじるというのは面白いですね。

まとめ

「Wonder」の感想などをまとめてみました。

Wonderはとても読みやすいけれど300ページ以上もあり読み応えは十分です。内容も素晴らしいので、児童文学が嫌いじゃない人にはおすすめです!

ちなみに、他のキャラクター視点の「Wonder」の続編も出ているようなので、近いうちに読もうと思っています。