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【読書記録】二人の演劇少女の物語『POSITIVELY izzy』

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アメリカのグラフィックノベル作家、Terri Libenson さんの作品「POSITIVELY izzy」を読みました。

Terri Libensonさんはアメリカで人気の児童作家です。Emmie & Friends シリーズが子どもたちに人気です。

そのシリーズの一冊である「POSITIVELY izzy」がとても面白かったので、感想などをご紹介していきます。

 

『POSITIVERY izzy』の概要

タイトル:POSITIVERY izzy

著者:Terri Libenson

対象年齢:8~12歳

同シリーズの他の本とのセット商品もあります。

 

『POSITIVERY izzy』の難易度

イラストがたくさんで文字が少なく、読みやすかったです。とはいえ、ネイティブ表現も多く、辞書を引く場面も少なくありませんでした。

例えば、「You are grounded.」という表現は初めて見ました。「(お仕置きとしての)外出禁止」という意味で、英語でよく出てくる表現らしいです。

文字数は少ないので時間はあまりかかりませんが、難易度自体は「Giver」より高いかもしれません。

『POSITIVERY izzy』の感想

中学生の女子IzzyとBrianna、2人の話が交互に展開されて、物語が進んでいきます。

Izzyは演劇が大好き。勉強は得意ではなく、好きなことに夢中でついつい勉強を二の次にしてしまうような女子中学生です。彼女にはしっかり者でいばりんぼの姉と、気の合う妹がいます。

Izzyは、演劇部の発表会が放課後に行われる予定の日に、課題の提出を忘れたことで先生から厳しい評価をもらってしまいます。それを知ったIzzyの母親は、彼女に対して「You are grounded.(外出禁止)」令を発動します。演劇部の発表会に行くことを禁じられた彼女は・・・!

Brianaの方は、恥ずかしがりで目立つことが苦手な女の子です。彼女の母親が、彼女の学校の教師を務めています。ある時母親に、「演劇部の発表に急な欠員が出たから、代わりに出てくれない?」と頼まれてしまいます。人前に立ちたくないBriannaは・・・!

この二人の女子の話が交互に進む意味が分からず、疑問に感じながらそれぞれのストーリーを楽しく読み進めました。すると、なんと最後の最後で、この二つのストーリーがひとつになるんです!!そういう仕掛けだったのか、とびっくりさせられました。

2人のどちらの気持ちも理解できて、ドキドキしながら楽しく読み進めることができました。

まとめ

Terri Libensonさんの『POSITIVELY izzy』についてご紹介しました。

イラストがかわいらしく、気楽に読み進めることができますので、興味を持たれた方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。